日本人にとって聞き取りが難しい英単語の中でも、
よく例に挙がる、canとcan’t。
どう聞き分ければいいのかは、その発音方法を
理解すればわかります。
きちんと言い分けて、ネイティブの発音を目指しましょう!
カタカナではどちらも「キャン」
スペルでは、canとcan’tは確かに違いますが、
実際の発音では同じに聞こえます。
それはcan’tのtをネイティブはほとんど発音していないように
聞こえるからです。
canもcan’tも日本人には「キャン」と「ケン」の間のような音に聞こえてしまいます。
ではどうやってネイティブは聞き分けているのでしょうか?
ネイティブはイントネーションの違いで聞き分けている
canとcan’tの発音記号は下記のようになります。
・can(kæn)
・can’t(kǽnt)
しかし、実際ネイティブが文中で使うとき、
canは弱く発音し、can’tは強調して発音します。
たとえば「I can do that.」というとき、canは弱く読み、doを強調します。
このとき、canの発音記号は(kæn)ではなく(kən)とか(kin)になります。
強く発音しない曖昧母音になるのです。
一方、「I can’t do that.」のときは、can’tを強く読み、やや伸ばします。
最後のtはほとんどの場合発音しません。
ただ、tがあることは意識するので、doの前に一瞬息継ぎのような間が生まれます。
まとめると、
・canの場合は弱く発音する。そのあとに動詞が来る場合はその動詞を強く読む。
・can’tの場合は強く発音する。そのあとに少し間が空く。
以上、canとcan’tの発音の違いでした!
これらのポイントを意識しながらネイティブの発音を聞くと、
意外とすぐにわかるようになりますよ。
他の発音の違いについては下記の記事も参考にしてみてください。
・【英語発音のコツ】walkとworkの発音の違い
・【英語発音のコツ】hat、hot、hutの発音の違い
・【英語発音のコツ】重要な発音、曖昧母音(ə)シュワーとは?
・【英語発音のコツ】母音(æ)をマスターする簡単な方法
・【英語発音のコツ】wonder(ʌ)とwander(ɑ)の違い