あまり学校ではきちんと習わない印象の曖昧母音ですが、
これを理解しておけばネイティブに発音にグッと近づきます。
ここでは、そんな母音（ə）について説明します。
（ə）が含まれる単語
（ə）は以下のような単語に含まれます。
camera（kǽmərə）/カメラ
family（fǽməli）/家族（全員）、一家
breakfast（brékfəst）/朝食
career（kəríər）/職業、専門的職業
about（əbáut）/～について、～に関して
pilot（páilət）/パイロット
曖昧母音とは
曖昧母音とは読んで字のごとく、曖昧に発音する母音です。
schwa（シュワー）とも言います。
発音しているかしていないかわからないような、
弱い発音なのですが、これの厄介なところは、
ア、イ、ウ、エ、オのどの音にも聞こえるという点です。
単語によってはアのように聞こえたり、イのように聞こえたりします。
ではどう発音すればいいかというと、
単語の途中にある場合は弱いウのようなエのような音
単語の頭、またはお尻にある場合は弱いアのようなウのような音
どちらにしても力を抜いて、弱く発音することがコツです。
単語のアクセントをしっかりと強く発声し、こちらを弱くするようにします。
たとえば、pilotはパイルッ（最後のtはほとんど発音しない）に聞こえますし、
cameraもケァムラ、familyもファムリーに聞こえます。
aboutのように単語の最初にくるときは、
弱くアと添えるような感覚で言えば大丈夫です。
曖昧母音をきちんと意識しないと、
ネイティブとはまったく違う発音になるので、ぜひ覚えてくださいね。
ネイティブの人はpilotをパイロットとは言わないので注意してください。
（ə）がつく単語の一例
一気に（ə）がつく単語を覚えてしまいましょう。
今までに覚えた単語にもたくさんありますよ。
woman（wúmən）/女性
April（éiprəl）/4月
interest（íntərəst）/興味、関心
about（əbáut）/〜について
taken（téikn）/takeの過去分詞形
pencil（pε’nsəl）/鉛筆
supply（səplái）/供給
novel（nɑ́vəl）/小説
sofa（sóufə）/ソファ
data（dǽtə）/データ
umbrella（ʌmbrélə）/傘、天蓋
celebrate（séləbrèit）/祝う、記念する
circus（sə́rkəs）/サーカス
carrot（kǽrət）/ニンジン
principal（prínsəpəl）/主要な、最も重要な
vegetable（védʒətəbl）/野菜
elephant（éləfənt）/象
initiative（iníʃətiv）/自発力、主導権
information（ìnfərméiʃən）/知識、情報
above（əbʌ́v）/上方に
person（pə́rsən）/人、人間
parent（pέərənt）/親
action（ǽkʃən）/活動、行動
ability（əbíləti）/力量、手腕
absence（ǽbsəns）/不在、留守
absent（æbsént）/いない、不在の、留守の
abyss（əbís）/底知れぬ深い穴、奈落の底
academic（æ̀kədε’mik）/教育機関の、大学の
accident（ǽks(i)dənt）/不幸な出来事、災難、事故
accurate（ǽkjurət）/正確な
achieve（ətʃíːv）/獲得する、得る
across（əkrɔ́s）/～を横断して
actual（ǽktʃuəl）/実在の、現実の
adapt（ədǽpt）/順応［適応・変化］させる
addition（ədíʃən）/付加、追加
address（ədrés）/宛名、住所、所番地
adequate（ǽdikwət）/適正な、適切な
adjust（ədʒʌ́st）/～を調整［調節・整備］する
administration（ədmìnistréiʃən）/陣営、政権
adopt（ədɑ́pt）/～を選ぶ［採用する・導入する］
adult（ədʌ́lt）/成人の、成人した、大人の
advance（ədvǽns）/～を前へ進める、～を前進させる
affect（əfékt）/～に作用する
afraid（əfréid）/恐れて、心配して、怖がって
africa（ǽfrikə）/アフリカ
again（əgén）/再び、かさねて
against（əgénst）/～に反対して、不賛成で
agency（éidʒənsi）/代理店、取次店、あっせん所
正しい発音でよりたくさんの単語を覚えてしまいましょう！
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