ネイティブのような発音ができなくても伝わればいい!
そう考えている方も多いと思いますが、
ある程度きちんと発音ができないと、ネイティブには伝わりません。
以前、hat、hot、hutの発音の違いを解説しましたが、
今回はlock、luck、lackの違いです。
理屈は簡単!あとは練習するのみです!
きちんと言い分けできるようになれば、自然と聞き取れるようになります。
↓hat、hot、hutの違いはこちらで解説しています!
【英語発音のコツ】hat、hot、hutの発音の違い

日本語だとラック?ロック?
はじめにlock、luck、lackの意味を説明しておきましょう。どれも中学生・高校生で習う簡単な英語です。
lock(lɑ́k)/ロック、鍵
luck(lʌ́k)/運
lack(lǽk)/不足、足りないこと
lockはドアをロックする、などのロックですね。luckはlucky(ラッキー)のラックです。lackはこの中で一番馴染みがないかもしれませんが、不足、という意味です。”A lack of money” で金欠、とか資金不足といった意味になります。
lock、luck、lackの発音方法
それぞれの発音記号を見てみてください。lとkは同じですね。つまり(ɑ́)(ʌ́)(ǽ)の違いがわかればいいわけです。これは(a)(ʌ)(æ)にアクセント記号(強く読む箇所を示す記号)がついたものになりますので、発音自体は(a)(ʌ)(æ)と同じになります。
(a)は下顎をしっかり下げてアという。
(ʌ)は口をあまり開けずに脱力し、喉の方で鋭くアという。
(æ)口を横に広げてエ、アという。
この中でもっともわかりやすいのは(æ)でしょう。よく見るとaとeがくっついていますね。順番は逆ですが、エとアの2語によって構成されていると考えるとすぐに理解できると思います。母音としては1語ですが、ネイティヴスピーカーが(æ)をゆっくり話すとき、2語のように聞こえますよ。dad(デァッド)とか、understand(アンダーステァンド)とかの単語に(æ)が含まれています。
問題は(a)(ʌ)ですね。ネイティヴが話すのを聞くと、違いがわかりずらいです。特に早口の場合、慣れるまで聞き分けは結構難しいです(基本的には前後の文脈でわかってしまいますが)。
lockの(a)は意識をして出す音、luckyの(ʌ)は力を抜いて自然と出てくる音、という感覚です。
lockの(a)は「オ」よりも「ア」の方が近いです。luckyの(ʌ)は自然と出てくる音が「ア」になった、という感覚です。
とりあえずlockのときは口を意識して大きく開けましょう。luckのときは口に意識を持っていかなくていいです。
それぞれの発音の違いはこちらの記事でも紹介しています。
・【英語発音のコツ】wonder(ʌ)とwander(ɑ)の違い
・【英語発音のコツ】母音(æ)をマスターする簡単な方法
SiriやGoogleアシスタントに話しかけてみよう。
SiriやGoogleアシスタントを英語の設定にして、以下のように話しかけてみましょう。
あなたの発音が正しければ、きちんと聞き取ってくれます。
What does luck(lock,lack) mean?
きちんと伝われば、それぞれの意味を教えてくれる画面になります。
正しい発音ができるようになるまで、何度も練習しましょう!
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