ネイティブのような完璧な発音を目指す必要はない!
という声を時折聞きますが、伝わらなければ話せるとは言えませんよね。
日本人にとって難しいwalkとwork。
あなたはこれらをきちんと言い分けることができますか?
カタカナで表すとどちらもワーク?
日本語ではwalkは「ウォーク」、workは「ワーク」とすることが
一般的ですね。どうやらこれは、イギリス英語から来ているようです。
イギリス人の発音では、walkは「ウォーク」、workは「ワーク」に
聞こえます。
ただ、アメリカ人の英語の場合は、実際の発音を正確に
カタカナにしてみると、どちらも「ワーク」に聞こえます。
基本的には日本人の学ぶ英語はアメリカ英語です。
なので、アメリカ式の発音をしっかり身につけておきましょう!
walk、workの発音方法
まずはそれぞれの発音記号を見てみます。
・walk(wɔk)
・work(wərk)
(w)、(k)は同じなので、真ん中の(ɔ)と(ər)の違いということになります。
walkの(ɔ)は下顎を下げ、口を大きめに開けて発音する「ア」です。
workの(ər)は見ての通り、曖昧母音の(ə)、その次に(r)の発音記号があります。
曖昧母音(ə)はその名の通り、強く発音せず、アのような、エような曖昧な音です。
また、(r)は喉を閉めて発声する、英語特有のこもった音です。
まとめると、以下のようになります。
・walk(wɔk)は、口を大きめに開けて、前に押し出すようにして日本語のように「ワーク」という。
・work(wərk)は、喉を閉めて、後ろに下がるような感じで、こもった声で「ワーク」という。
walkは日本語と同じ要領で発声してもおそらく伝わると思います。
ただworkの方は、日本語にはない発音になりますので、慣れないうちは練習が必要です。
(r)の発音や曖昧母音について詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください!
・【英語発音のコツ】LとRの発音方法の違い
・【英語発音のコツ】重要な発音、曖昧母音(ə)シュワーとは?
SiriやGoogleアシスタントに話しかけてみよう。
SiriやGoogleアシスタントを英語の設定にして、以下のように話しかけてみましょう。
あなたの発音が正しければ、きちんと聞き取ってくれます。
I wanna walk.
I wanna work.
きちんと伝われば、上記の通りに文字が出てくるはずです。
正しい発音ができるようになるまで、何度も練習しましょう!